DIARYダイアリー
手仕事
2022.08.08
リノベーションの現場で見つけた、デザイン障子と欄間。
わたしが子供のころは、和室があるお家も多くよく目にしました。
障子には釘を使わずに木を組み付ける「組子」で作られた、「角麻」の柄。
組子とは飛鳥時代から長い年月をかけて磨き抜かれてきた木工技術で
職人さんたちの伝統を守る心と情熱により、何世代にも渡って現代まで引き継がれてきたそうです。
そして、角麻には厄除け・魔除けや物事の安定の意味を持つそうです。
ただのデザインだけでなく、そこにはしっかりした意味があって、
そしてそれが職人さんの手仕事で形になっていく。
時代を越えて受け継がれるもの、良いものは残しつつ、新しい住まいに馴染むリノベーションをお手伝いできたらと思います。